感触

じいちゃんが骨折してもう歩けないのだそう。

外にふら〜と出て、人と話すのが楽しみだったのに。

 

小さい頃、よく一緒にお散歩へ出かけた。

裏の玄関から出て、でこぼこの畑の道を通ってひいおばあちゃんのお家まで行くのがいつものルート。

五時のサイレンが鳴ったら帰るのだ。

 

じいちゃんのしわしわの手の感触は今でも思い出せる。

大きくて、分厚くてしわしわ。

 

高3の夏に死んでしまった愛犬の毛の感触も覚えている。

特にあごの部分。

 

この二つはできればずっと覚えていたい。